神と人・大本弾圧

 

神というと反発を感じ、アレルギーを起こす

近代人の大半はそれだ。

目にみえないもの 

手に触れ得ないものは存在しないと考え、

実証できないものはすべて信じようとはしない。

迷信を否定するものは賛成だが

実在の奥にあるものへの信まで

迷信と同一視しかねまじいのは

お粗末しごくだ。

人間力には限界があることに気づかない人は

そういうお粗末さと通じ合うと言えるのではないか。

だいいち、本気になって〝神″ について考え抜いたあげく

否定的態度をとるというのなら結論の是非は別として、

一応のハナシはわかる。

だが、思いつき程度の思考操作で「わたしは無神論者だ」などというのは

問題にならない。

゛神゛をまるでお化けのたぐいか何かのように考えている人も問題外だ。

…人間のもつ知能力で考え尽くせるものでないところに゛神゛ を示そうとする者の

困難さがあるといえよう。軽率に神を否(なみ)するものはその困難さの前で自分を

ゴマカしているにすぎない。

やがてしかし、ゴマカしきれない時機がこようとしている。

゛大本゛ はそれを予示しつづけてきた処のようだ。徹底した弾圧もまた真理を説くものへの憎悪の激しさから発したに達いないが、

その゛被弾圧゛ がおのずから日本帝国の壊滅の゛型゛ となった。